ピラティスの始まり。

早稲田・神楽坂・江戸川橋 ピラティスパーソナルトレーニングスタジオ『LEAP』代表の髙橋です。今回も見に来て下さり、ありがとうございます!


LEAPがオープンして1週間目ブログ「ピラティス?https://studio-leap-pilates.com/2022/02/25/pilates-4/)」でピラティスについて簡単にお伝えしました。
その後のブログでも度々ピラティスで得られる効果や必要性なども書いてきましたが、今回は、少しピラティスのエクササイズ方法というより、考案者の「ジョセフ・H・ピラティス」氏について、読み物的な感覚で書いてみようと思います!

もはや一般的に浸透してきた「ピラティス」を知ることで、ご自身に合っているエクササイズなのか?ということも併せて、数あるエクササイズの中から「ピラティス」を選んでいただくキッカケになれば嬉しいです!

ジョセフ・H・ピラティス

ピラティスが「リハビリ」を目的としたエクササイズであることは、度々触れてきました。
では、ピラティスはどのように考案されたのか?
ピラティスの始まり。です。

考案者(創始者)は「ジョセフ・H・ピラティス」氏です。

1883年にドイツで生まれ、様々な病を患う病弱な子供でした。
体操選手やボクサーで活躍していた父の影響で、スポーツセンターで鍛錬を積み重ね、発達した美しい身体を手に入れました。
当時の解剖学書などのモデルになるほどだったそうです。


身体を鍛錬することで自身の体調不良を克服したピラティスは、1914年の第一次世界大戦時にイギリスでボクサー・護身術の指導者として仕事をしていました。
その後、敵国の捕虜となったマン島で他の勾留者と一緒に日々ワークアウトに取り組みます。マン島では看護師として働き、その時「負傷者が寝たままで身体を強化し機能改善する方法」を考えたそうです。

結果、ベッドマットレスのスプリングを外してオリジナルのリハビリ器具を創り出しました。

これがリハビリを目的として考案された「ピラティス」の始まり。です。

戦争が終わってドイツへ帰国した後、1926年にニューヨークへ渡り、スタジオを開きます。彼のメソッドは怪我などから多くの人を回復させ、特にダンサー達を中心に結果を残しました。

ですが、全ての人にこのメソッド(ピラティス)に取り組む時代背景ではなく、後に彼は「僕のメソッドは50年早すぎた。」という言葉を残しています。

「ピラティス」として世界へ

ジョセフ・H・ピラティス氏は1967年に亡くなりました。
その後、妻クララ・ピラティスと弟子達がスタジオを運営していましたが、ピラティス夫婦はメソッドなどについて遺言を残さなかったそうです。そのため、二人が居なくなった後はある団体が「ピラティス」という用語を知的財産として保有していました。

この「ピラティス」という用語は2000年になってようやく裁判によって、一般用語として認められ、ピラティスメソッドは爆発的に世界で拡がることとなります。
ピラティス氏がメソッドを考案してから約80年、つい最近のことです。

2000年にPMA(Pilates Method Allaiance:ピラティスを遺産として保護する非営利団体)の会合がアメリカはフロリダ州マイアミで開かれ、ピラティス氏から直接指導を受けた4名が「エルダー(最高位者)」となりました。

ピラティス氏が公式にピラティスメソッドの認定者としたのは2名だけで、この2名は1967年にニューヨーク州立大学を通して、ピラティスメソッドの全てを指導できる「教育者」として認定されています。

ここでようやくピラティス氏が望んでいた、「全ての人達にピラティスメソッドを。」の足掛かりができたことになります。

ピラティスの今

1920年代にジョセフ・H・ピラティスによって確立されていた「ピラティスメソッド」ですが、世界的に拡がったのは2000年代に入ってからと、つい最近のことです。

ですが、2000年から22年の間に、
あらゆるエクササイズの中でも、リハビリ的な役割として全ての人(動き回ることができない人を含めて)に効果的ということが証明され、プロアスリート含めて世界中の多くの人が「ピラティスメソッド」を取り入れています。

ピラティス氏は
・生涯にわたる本当の健康とは、「身体・精神・心」の調和は、全身を動かして刺激することで手に入れることができる。
「ホール・ボディ・ムーブメント(全身の動き)」
が大切であると残しています。

約100年も前にピラティス氏が自身の鍛錬から始めたメソッドが、様々なアレンジを加えながら発展し、基本的な目的は変わらずに誰でも取り入れられるエクササイズとなりました。


今回はピラティスの始まりから書いてみました。
どんなエクササイズ(運動全般)を選ぶとしても、その始まりや考案された意味などを理解することは、選ぶ基準の一つになるのではないでしょうか。

LEAPでも、お客様それぞれの身体の状態やご要望に合わせた「ピラティスメソッド」をご提供しています。
生涯を健康で過ごす身体作りとして、ぜひピラティスをLEAPで体験してみて下さい!


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また次も見に来て下さると嬉しいです!