Cheat Day（チートデイ）って？？？
LEAP早稲田・神楽坂・江戸川橋 〜ピラティスパーソナルトレーニングスタジオ『LEAP』〜 代表の髙橋です。今回も見に来て下さりありがとうございます！
今は誰でも美容や健康のためにトレーニングをすることが一般的になってきていますよね。そんな中、トレーニング中の「Cheat Day（チートデイ）」という言葉を耳にする機会も増えてきました。
「チートデイ、って何となくは分かるけど、好きなものを際限なく何でも食べて飲んで良い日！！！」
と思っている方がほとんどではないでしょうか？
ですが、本来のチートデイを認識している方は多くありません。今回は、トレーニングやダイエット中には嬉しい「Cheat Day（チートデイ）」について書いてみたいと思います。
Cheat Day（チートデイ）とは？本来の意味について。
僕は仕事柄トレーニングが日常なので、Cheat Day（チートデイ）は楽しみで大切です。
誰でもトレーニングやダイエットをすることが一般的になった昨今、よく耳にする言葉になってきましたよね。
ですが、本来の意味についてはあまり知られていません。「Cheat（チート）」とは「騙す」「ズルをする」と言う意味があります。
「何でも好きなものを好きなだけ、食べたり飲んだりして良い日！！！」と思っている方がほとんどです。
これも間違いとは言えませんが正解！とも言えません。好きなものを食べて飲んで良い日ですが、本来のチートデイの意味を知ると、きっと今までのチートデイを振り返って青ざめる方もいるのでは？
では、チートデイって何なのでしょうか？
2022年9月18日のブログ「食べる量は少ないのに・・・？」（https://studio-leap-pilates.com/2022/09/18/eat-less/)でも触れましたが、人間には生まれ持った「防御本能」として「ホメオスタシス」があります。
これは、恒常性のことで、身体に影響する環境が変わっても、身体の内部環境を一定に保つ機能のことです。
この恒常性がないと、気温や湿度、さまざまな外的要因に身体内部も大きく影響を受け、心身を害することになります。
例えば、夏の体温を超える40度の気温でも体温を平熱に保っていられるのは、この「ホメオスタシス（恒常性）」という機能が働いているからです。
恒常性がなく40度の気温の中にいたら、あっという間に熱中症になってしまいます。
体重・体脂肪を減量・減率するためにトレーニングや食事改善を行うと、どうしても摂取エネルギー量、糖質、脂質、タンパク質などの栄養素も同様に摂取量をコントロールすることになります。
今までの生活習慣と異なる状態となり、食事制限も加わることで、身体がその変化に適応するよう「ホメオスタシス」機能が働いて、代謝が低下して体重や体脂肪が落ちにくくなる「停滞期」となることがあります。
「入ってくるエネルギー量が足りないみたいだから、使うエネルギーを節約しよう！」と脳と身体が省エネモード（停滞期）になるというわけです。
この省エネモード（停滞期）陥ることを防ぐために定期的にカロリー高めの食事を摂る日を作り、「ちゃんとエネルギーは入ってくるから、たくさんエネルギーを使っていいよ！」と身体や脳をダマす。
この身体や脳を「ダマす」日がCheat Day（チートデイ）です！
そして何よりもモチベーションの低下を防ぐ！これも大きな目的です。
Cheat Day（チートデイ）には何を食べる？
では、チートデイには何を食べれば良いのでしょうか？
基本的には「好きなものを食べて良い日」ですが、「暴飲暴食して良い日」ではありません。
なぜなら、停滞期の代謝が落ちる現象は、肝臓の「グリコーゲン」が関係していて、チートデイはこのグリコーゲンを満たすために行うからです。
食事から摂った糖質の一部はグリコーゲンとして肝臓に貯蓄されます。肝臓のグリコーゲンが減少すると、脂質を分解してエネルギーを生み出すので、食事改善で低カロリーや低糖質、低脂質の状態になると、体重や体脂肪が減少します。
ですが、ホメオスタシスの働きで省エネモード（代謝を下げて適応しようとする）になると、このグリコーゲンの量や働きも減少して、脂質分解が少なくなります。このため、体重や体脂肪が減らなくなってくるというわけです。
なので、チートデイにはこのグリコーゲンの材料となる「糖質」を満たすということで、「脂質」をたくさん摂取するというのはお勧めしません。。。
グリコーゲンの材料となる「糖質」を満たすためなので、必然的に「糖質」をたくさん摂取するということになります。
よって、Cheat Day（チートデイ）とは、糖質が多く含まれる食材を優先的に思いっきり食べて良い日！です。
ですが、一般的なトレーニングでの制限はボディビルダーやプロアスリートとは違いますので、脂の塊を食べたりしなければ、脂質も食べて大丈夫！
チートデイはグリコーゲンの材料である「糖質」を満たす日ということはお分かりいただけたかと思います。
Cheat Day（チートデイ）の後は？
楽しみで満喫したチートデイの後は？というと、もちろん、トレーニングと食事改善の日々に戻るわけです。。。
あ〜チートデイが終わってしまった〜。と一瞬なりますが、次のチートデイまでトレーニングと食事改善のモチベーションは保てるはず。
チートデイは１〜２日と短期間で行うので、大量に摂取した糖質は肝臓や筋肉にグリコーゲンとして蓄えられやすいです。なので、すぐに脂肪に変わることはありません。
そして、トレーニングや食事改善は心身にストレスがかかります。そのストレスもチートデイで発散することができます。心も満足するというわけです。
身体の健康に心の健康は欠かせません。トレーニングと食事改善でストレスフルな状態となる前に上手にチートデイを設けて、本当の意味で「健やかな心身」を手に入れるためのトレーニングをしていただきたいです。
今回は、Cheat Day（チートデイ）について書いてみました。
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